2010年06月28日

ICUの患者さんの命を狙うバイオフィルム

名称未設定 9.jpg

人工呼吸器を装着している患者さんは、肺炎になるリスクが極めて高いようです。人工呼吸器関連性肺炎(Ventilator-associated pneumonia、VAP)といわれています。これは、発症すると死亡率も高いし、回復しても入院期間が長引いてしまうのでちょっと厄介ですね。
肺炎というぐらいですから、肺に菌が入りると考えて間違いないと思います。「歯周病原性細菌は高齢者の暗殺者」でも触れましたが、要するに、菌が肺に入り炎症が起きるわけです。実際は菌だけではない様ですが・・

次の図を御覧下さい。左が気管チューブで右が気管カニューレです。
これにお世話になる場合があるかもしれませんので参考までに
気管チューブ.jpg


気管チューブや気管カニューレにバイオフィルム・・・・そこで細菌が増殖して、細菌が気管から肺へという図式でしょうか?
管理人は、専門外ですが、最初は、気管より上の閉塞がなければ、気管チューブで気道の確保をして、長期に呼吸管理を必要とする場合に気管カニューレを使用するのが一般的だと思います。ちなみに、交換期間は2週間だと漏れ聞きました。(亡き父が両方のお世話になりましたので・・)
気管に誤嚥しないようにカフがあるそうですが・・・
次を御覧下さい。

御覧頂いたように、垂れこんでしまいます。
現状では、カフによるタレこみは防止できません。ならば、垂れこむ唾液の細菌を減らせばいいわけです。そこで口腔ケアが必要になります。
歯周病菌のコミュニケーションバイオフィルムとは?を参照)実際、歯、歯肉、頬粘膜、舌背等を看護師さんが丁寧にケアしてくれました。ところが、気管チューブが入っている状態ですと、一番の菌の巣窟である歯周ポケットは行うことができません。話は、横道にそれますが・・・この際に思ったのですが、口腔ケアをする時間帯が効果がある時間帯に行われていないことが気になりました。時間帯については、勤務の関係があるから仕方がないのかハタマタまったくそのことに関して無知なのかいささか疑問が湧きましたが・・・結局、父はVAPにはならず、肺炎で亡くなりました。
どちらにしても、細菌の巣窟をきれいにできないとまったく意味がありません。(元を断たなきゃダメひらめき
御心配な方は、日頃から歯周ポケットのクリーニングをしておくのがいいかもしれません。万が一、気管チューブをしなくてはいけなくなっても、VAPになる確率は、少なくなると思います。肺炎が気管チューブからの細菌の垂れこみでなるとしたらの話ですが・・・
ちなみにこのことを知っている医療関係者は、歯科医院での歯周ポケットのクリーニングを欠かさないという「うさわ」を聞いたことがあります。
ぴかぴか(新しい)日頃の歯周ポケットとのクリーニング大事ですね。ぴかぴか(新しい)




posted by ハワイ大好き at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 朝礼での話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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