2010年07月02日

呼吸器感染ウイルスのサポーターとなる歯周病原性細菌

呼吸器感染ウイルスのサポーターとなる歯周病原性細菌

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ウイルス性呼吸器感染症が重篤になる多くのケースは、その病原性ウイルスに先立って口腔・咽頭粘膜に細菌感染が見られ、その細菌による二次感染も見られます。
咽頭粘膜に存在する呼吸器病原体ウイルスレセプター(シアル酸レセプター)は、通常、唾液の糖たんぱくによってカバーされています。唾液でレセプターが保護されているのでウイルスが体に侵入することはできません。逆に、唾液が十分に出ない方は、すぐに、ウイルス感染してしまうことになります。潤い大事ですね。・・・

ところが、咽頭細菌や歯周病原性細菌の産生するプロテアーゼは、口腔粘膜のウイルスレセプターを隠蔽している糖タンパク質の粘膜層を破壊してインフルエンザウイルスレセプター(シアル酸レセプター)を露出させてしまいます。それにより、インフルエンザのヘムアグルチニンがシアル酸レセプターとくっつき体内に侵入するようになっています。
私たちが、インフルエンザウイルスに感染する仕組みはざっとこんな感じです。

ところで、口腔内清掃を十分に行うとインフルエンザに罹患するのが1/10まで下がることが分かっています。理由は、口腔清掃を行うことで、歯周病菌が少なくなり結果的に、歯周病菌の産生するプロテアーゼが少なくなるからです。その結果唾液糖タンパクで粘膜が保護されるからです。

歯周病原性細菌群をコントロールするとはインフルエンザの予防にもなるんですね。
ひらめき恐るべし口腔内ケアひらめき

ちなみに、唾液にもシアル酸が含まれています。
唾液は魔法の液体ですね。




飴でインフルエンザ予防?

インフルエンザウイルスがシアル酸と結合することを利用してインフルエンザ予防飴としてシアル酸が含まれている飴が販売されています。これは使えるかも・・ひらめき
感染しやすそうな場所に行くときにお薦めです。


posted by ハワイ大好き at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 朝礼での話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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