2010年07月06日

経鼻ワクチン



経鼻ワクチンが有効

現在のインフルエンザワクチンは、皮下に注射して血液中の抗体(IgG)を増やす仕組みで、発症や重症化は防げますが感染は完全には防げません。ふらふら

日本のワクチンは感染を阻止するものでなく重症化を回避するものです。

これに対し開発中の経鼻ワクチンは、鼻やのどをはじめとする全身の粘膜で、従来ワクチンとは違う種類の「IgA」と呼ばれる抗体を分泌させ、感染自体を予防できるのが強みです。

最大の予防は、免疫力を高めておくことですね。



 ただこのワクチンは、原料のウイルスだけでは効き目が不十分で、免疫を増強するアジュバントと呼ばれる物質が必要ですが・・・

ウイルスが体内に侵入する際に免疫応答のシグナルとして働く二本鎖RNA(リボ核酸)を添加することで解決しましたそうです。

 経鼻ワクチンをマウスに投与し、その後ウイルスを感染させたところ、IgA抗体が分泌されるとともにウイルスは検出されず、ワクチンの効果が確認できたそうです。

ちなみに、外国ではこのワクチンが主流だそうです。
注射しなくてもいいし、痛くないのでこれがいいですね。




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2010年07月02日

呼吸器感染ウイルスのサポーターとなる歯周病原性細菌

呼吸器感染ウイルスのサポーターとなる歯周病原性細菌

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ウイルス性呼吸器感染症が重篤になる多くのケースは、その病原性ウイルスに先立って口腔・咽頭粘膜に細菌感染が見られ、その細菌による二次感染も見られます。
咽頭粘膜に存在する呼吸器病原体ウイルスレセプター(シアル酸レセプター)は、通常、唾液の糖たんぱくによってカバーされています。唾液でレセプターが保護されているのでウイルスが体に侵入することはできません。逆に、唾液が十分に出ない方は、すぐに、ウイルス感染してしまうことになります。潤い大事ですね。・・・

ところが、咽頭細菌や歯周病原性細菌の産生するプロテアーゼは、口腔粘膜のウイルスレセプターを隠蔽している糖タンパク質の粘膜層を破壊してインフルエンザウイルスレセプター(シアル酸レセプター)を露出させてしまいます。それにより、インフルエンザのヘムアグルチニンがシアル酸レセプターとくっつき体内に侵入するようになっています。
私たちが、インフルエンザウイルスに感染する仕組みはざっとこんな感じです。

ところで、口腔内清掃を十分に行うとインフルエンザに罹患するのが1/10まで下がることが分かっています。理由は、口腔清掃を行うことで、歯周病菌が少なくなり結果的に、歯周病菌の産生するプロテアーゼが少なくなるからです。その結果唾液糖タンパクで粘膜が保護されるからです。

歯周病原性細菌群をコントロールするとはインフルエンザの予防にもなるんですね。
ひらめき恐るべし口腔内ケアひらめき

ちなみに、唾液にもシアル酸が含まれています。
唾液は魔法の液体ですね。




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2010年06月28日

ICUの患者さんの命を狙うバイオフィルム

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人工呼吸器を装着している患者さんは、肺炎になるリスクが極めて高いようです。人工呼吸器関連性肺炎(Ventilator-associated pneumonia、VAP)といわれています。これは、発症すると死亡率も高いし、回復しても入院期間が長引いてしまうのでちょっと厄介ですね。
肺炎というぐらいですから、肺に菌が入りると考えて間違いないと思います。「歯周病原性細菌は高齢者の暗殺者」でも触れましたが、要するに、菌が肺に入り炎症が起きるわけです。実際は菌だけではない様ですが・・

次の図を御覧下さい。左が気管チューブで右が気管カニューレです。
これにお世話になる場合があるかもしれませんので参考までに
気管チューブ.jpg


気管チューブや気管カニューレにバイオフィルム・・・・そこで細菌が増殖して、細菌が気管から肺へという図式でしょうか?
管理人は、専門外ですが、最初は、気管より上の閉塞がなければ、気管チューブで気道の確保をして、長期に呼吸管理を必要とする場合に気管カニューレを使用するのが一般的だと思います。ちなみに、交換期間は2週間だと漏れ聞きました。(亡き父が両方のお世話になりましたので・・)
気管に誤嚥しないようにカフがあるそうですが・・・
次を御覧下さい。

御覧頂いたように、垂れこんでしまいます。
現状では、カフによるタレこみは防止できません。ならば、垂れこむ唾液の細菌を減らせばいいわけです。そこで口腔ケアが必要になります。
歯周病菌のコミュニケーションバイオフィルムとは?を参照)続きを読む
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